だいたい、その上から目線が気に入らない！
| 新しい階に入ったら…またオーバーロードの声が聞こえるよ！？ |
| 不死に興味がないか、だって…！？ |
| 確かに、失うことを忌むならば死は誰だって乗り越えたいものだけど…… |
| しかし、ヤツの作る不死なンざ社会復帰もできねェような化物だろうが |
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例え不死でも、あんな理解困難な第二の人生なんかゴメンだ。 だいたい、その上から目線が気に入らない！ |
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オーバーロードはオレ達を聖杯で不死化した者と戦わせるつもりらしいな。 オレ達人間より遥かに強いってよ |
| アタシ達をずいぶん下にみてくれるよね。実力を見せてやる！ |
 | （プレイヤー側もある意味死を超越してるので実際差はないけどね）ﾔﾙｷﾏﾝﾏﾝ |
| あれね…！ |
| あいつは、ジャガーノートっていうのか！ |
| 確かに、ちッたァ強そうじゃねェか。人間をどうイジればこうなるのか知らンがな |
| もう少し地形を調べて爆弾地帯の安全な抜け方とかを調べよう |
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正面からは防がれるけど、側面から爆弾をぶつけてダメージ与えられるようだ。 最大４割を削り、それ以降は爆弾もろとも打ち止め。残り43200 ちなみに２発目命中までは完全パターン化できた。移動ルートを地図にするとこうだ |
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これが爆弾２発命中までの経路。 見やすさ重視で、途中から床塗りを交えてみた |
| ちなみに黄色いモニュメントのアイコンは爆弾の出てくる場所よ |
| それでもハルピュイアの２倍をゆうに超えてるわね…まったく、気が遠くなりそうよ |
| しかし、５人がかりでやッてる方が言うのもアレなンだけどよ、たまに２回行動でバフかけるのはズルくね？ |
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この敵、バフを自在に操る上にパワーもとんでもないね。完全破壊や王者の爆進はスゴい威力だよ。 今回はもっとレベルを上げて力勝負するしかないんじゃないかな |
| あるいは行動パターンをみっちり調べ上げて…おいジョー、何か意見言えよ |
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……とんでもない作戦を思いついてしまったかもしれない。 とにかく、もう少し調査を詰めよう。特に行動パターンとか |
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こんにちは。迷宮紅蓮隊のみなさんですね？ アームジョーさんの紹介で今回のジャガーノート攻略戦に参加させていただく『アリス』ともうします |
| あ、はい。よろしくおねがいします |
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…一応聞いておくが、服すら装備してないのはどういうことだ？ その、アレだ…見えちゃイケナイ所とか見えちまッてるぞ |
| 作戦上、これが私の最善の状態・装備です。作戦の詳細と必要な物もジョーさんから預かってきました |
| いたいけな女の子を言葉巧みにこんな格好させるなんて…あとでキツくシメておく必要があるわね |
| そういえばジョーの姿が見えないけど、今回はジョーは戦わないの？ |
| はい。そのようにうかがってます |
| そう… じゃあ行くとしましょうか。あと、迷宮に入るのは下着をちゃんと付けてからにしましょうね |
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そンじゃ、作戦の再確認をするか。 王者の爆進をバーサクハウルとウォークライ、Lv1殺戮の盾持ちセンチネルガードで被ダメージを極限まで強化。 それを究極がまんで全部受けて呪いの反動ダメージで一気に倒す |
| 王者の爆進までの攻勢は二重の防御バフとフロントガード＋結界で堅く守り抜き、途中で手の空く者は攻撃したり呪い付与したりして過ごす |
| みがわりの届かない激しい咆哮に対しては、私はＨＰ強化装備と防御で耐えきります |
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で、呪いダメージを与えた後もＨＰが残っていた場合はフォースブレイク全開攻勢でダメ押しする…っと。 …本当にこんなのでいいのかなぁ。絶対まともじゃないよ… |
| ターン毎の行動予定表まで作ってるンだ。相当気合の入った作戦なンだろうよ |
| （じゅみょうがちぢんじゃうよぉ…）ﾋｨｰ |
| 本当にやっちゃったよ… |
| マジでやッちまッたのかよ… |
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圧倒的な力だったけど、それ故に溺れてもらったわ。 人間の知恵、思い知ったかしらね？ |
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発案者はジョーさんですけどね。 これが作戦表でした |
| …帰ってきたか。作戦は成功したか？ |
| 大成功だったよ。次はオーバーロード自らが相手するって言ってた |
| …ちょっとジョー。いまから部屋へ来なさい |
| えっ！？ ちょ、何で、イテテテ耳引っ張るなよお〜！ |
| ……大丈夫でしょうか |
| うーん、どうだろう？ ところでさ、アリスちゃんこれからどうするの？ 多分冒険のメンバーから外れることになると思うけど… |
| レベルが上がったのでこれで他のギルドに売り込もうと思っています |
| …待て。お前、もしかしてお前『実験体』の一人か？ 何故ここにいる。脱走でもしてきたか？ |
| …っ！ |
| ああそう身構えンな。捕まえて連れ戻したりはしねェよ。もしそのつもりならとッくの昔に確保完了してらァ |
| ねぇ、アイン……この子と、どういう関係なの？ |
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…俺の昔話が長くなるが、話をしよう。 呪言師ッてェのは呪われた才能が必要でな、その才能を人工的に作り出そうッて研究があッた。 俺はその組織の末端で実験の後始末、深入りする気もなく呪言の実験台にされた奴や失敗作の呪言師…姉妹のように似ていた、それらをを処分していた。どいつもロクでもねェ死に顔ばッかだッた |
| …アインが、殺してたの？ |
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俺は殺してねェ、と主張しておこう。 …とにかく、その研究はほぼ実用段階に差し掛かってたらしく、ギャングのアジトを壊滅させる程の力を発揮していた |
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俺はある日、偶然そのギャング潰しの奴に出会ッちまッた。まともに生きている実験体と会うのはこれが初めてだッた。 ソイツはな…自分は自由を知りたい、どうすればいいのか…ッて、俺に相談してきた。 俺も…情が移ッたか魔が差したか、気がついたら彼女の手を引いて組織から逃げ出してた。よッて俺も彼女も組織から追われる身よ |
| 話がだいたい見えてきた。つまり、アインは昔わるい組織から脱走して、この子も同じ組織から脱走した。そういう事だね |
| ああ。ローブの下、胸に彫られた紋章が実験体の目印だッたンでそれでピンときた |
| …えっちな目で見てたわけじゃなかったんだね |
| ガキにそういう意味で興味は持たねェッて前にも言ッただろ？ |
| ところで、アインがいっしょに脱走した子はどうしたの？ |
| アイツとは…… 追っ手を撒くために分かれた。後の消息は知らねェ |
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まあそういうわけで、同じ組織から逃げだしたよしみだ。 アリス君、俺はお前を守る…そうするべきだと思えてきたよ |
| アインだけじゃない、アタシも協力するよ。多分ギルドのみんなも… |
| ほ…本当ですか？ |
| ああそれだ、その安堵の表情だ。それを見たかッた |
| …ありがとう |
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| 斯かく然じか…ッてェワケで、この子を保護したいンだ |
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なるほど、そういう事情があったのね。 とりあえず、国営料理店で預かってもらいましょう。そこなら国直営の施設だから追っ手も政治的に手を出しにくいと思うわ |
| じゃあ…しばらくそこでお世話になってみます |
| それにしても、人工カースメーカーか… 古代文明の、諸王の聖杯に類する力を使ってるのかしらね…？ |
| ううう…オレは彼女をハダカにするとかそんなつもりじゃ…そんな… |
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| お姉ちゃん、ジョーをヘコませ過ぎなんじゃない？ |
| しばらくすりゃ直るだろ。そうしたら探索再開だ |
| お、また音声が流れてきそうなボタンが |
| 機械の体が成功したのに大地へ去る者が出て研究…箱舟計画が頓挫、でもひとりで頑張る…か |
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地上へ去ったのはもしかしてハイ・ラガードを建国した人達か…？ だとすれば出戻る時の約束事があったとしても、別段おかしい話じゃなかったわけだ |
| あのＦＯＥは爆弾と同じように専用の扉からいくらでも出現するようね |
| なんかコレちょっとカワイイかも |
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巡回経路内に入ると追尾開始するようだ。 幸い移動爆弾と同じ空間だし、爆破して数を減らしたスキに通り抜けるのがよさそうだ |