| おいヒゲ! 巫女ちゃんと会談の席まで用意することに成功しましたわ | |
| おいヴィマナ、お前は外で待ってろよ | |
| さっきのアレで大満足だったから、これ以上何もしないわよ | |
| ……ブレイゾン、イルベロ、監視を頼む | |
| 分かった、厳重にマークしておくぞ |
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まあ、巫女自身のこちらに対する印象は元々良かったのが大きい。 あとはウロビトとの折り合いをどうつけるか…といった所であの事件が発生して、 結局俺達はいつも通り迷宮の奥へつッ走っただけなんですがね |
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ヒゲは失われた歴史を、巫女ちゃんは人間のいる世界の、情報をそれぞれ欲している。つまり、両想いということ! すごいわ! 情報の相互援助交際が成立よ! 援交! 援交! | |
| そういうワードを連呼するな! ツマミ出すぞ!! | |
| あーら、恐い恐い。ブレイゾンさん、騒ぎは起こさないで下さいよねぇ | |
| てンめェ〜〜という奴わぁッ!! | |
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はいはいそこまで。 …とはいえ、二人で話し込み始めてしまったし、俺達はどうしようか… |
| またバーストスキルじゃないだろうな? もう三個目だぞ |
| これでミスティックも解禁ね |
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なんかウーファンには色々と貰いっぱなしだよなァ。 会いに行ったら色々土産とか持たせたがる婆ちゃんみてェだ | |
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あら、巫女ちゃん。 あのヒゲとのお話はもういいの? |
| いや、ウーファンは君のそばにいるべきだし、本人もそう思ってるハズだぜ | |
| 独断専行は要らん | |
| ってな感じでマーカムとの仲もあまりよく無さそうだし |
| ! | |
| 世界樹の言葉…! | |
| そいういえば、具体的にはどんな感じで言ってるのか良く知らなかったな |
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『力の発現を望む妄念の闇、空より来たりて我が身を欲す』 …なんつうか、回りくどいというか、芝居がかった言い方だよなァ | |
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タルシスの伝承にある『人々を永劫の楽園に誘う何か』…とは、恐らく世界樹が持つ力のことだろう。 ウロビトの伝承にも、世界樹の恵みという形で伝えられていたな。 発現を望む…ということは、今の世界樹は力を発揮していないのだろうか? | |
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それを狙うは空より来たる妄念の闇……どうやら宇宙から来るみたいね。 楽園のウワサ、いくらなんでも広がり過ぎじゃないの? | |
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うーん…… 直感だけどよ、これってもしかして世界樹を隠した巨人が再来するって意味じゃねえのか? | |
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確かに、世界樹にとって明確な脅威になりそうなのはウロビトに語り継がれる巨人ぐらいしか思いつかないが… …いや、相手が誰だろうと関係ない。 世界樹の力は俺達が手にするんだ。そうむざむざと他の奴にくれてやるものか! | |
| いや、守るために力を合わせよう…って、聞いちゃいねェ | |
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巫女よ、世界樹の言葉に返事ができるならこう言っておいてくれ。 『俺達ワイルドリザードが来てやるから股ァ開いて待っていろ』ってな! | |
| 表現が下品! | |
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お前も他人の事言えねえだろ! あーもう、今日はお前らのペースに振り回されっぱなしじゃねえか!! |
| それに関しては、互いに最悪の一線を超えなかったのが幸いだったわね | |
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深霧ノ幽谷の奥へ行くにはウロビトに嫌われないようにするのが一番だったからな。 巫女を助けてウロビトと和解して、ついでに迷宮の奥に到達。まさに一石二鳥ってヤツだな! | |
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(世界樹の言葉がウロビトに人間との和解を命じなかった違和感、 巫女誘拐事件がウロビトとの和解に繋がったという事実、 そして今ブレイゾンが言った一石二鳥…石版の在処とホロウが巫女を囚えていた位置の重複。 …もし、世界樹の言葉の主がホロウを制御できるとしたら?) | |
| マーカムくぅん? どうしたのかなぁ、黙りこんじゃって | |
| …もしかすると、これは世界樹の声の主が仕組んだ試練だったのかも知れん | |
| ダジャレはあえてツッこまないわ | |
| …は? ツッコミってどこを? | |
| ありゃ、天然だったか | |
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確かに、世界樹を見捨てて逃げ出した人間に対する試練! そう思えなくもないよなァ |
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…裏切り、か。 俺は裏切られるよりも体よく利用される方が許せないがな | |
| プレイヤーの手足が何を言うか! | |
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そこは流石に反論の余地が無い。 …が、やっぱり気に入らんな |
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深森古経ってどんな物なのか酒場にいるウロビトの師範に聞いてみたら、 コイツを渡すとレベルを25まで強制的に上げることができるらしい | |
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じゃあ私、一旦休養してからそれ使ってレベルを戻すわ。 ちょっと私スキルを氷に特化させ過ぎた感じだから、新しい敵に対応できるようにSPに余裕を持たせなきゃ | |
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レベルは1しか上がらないが、売って金にすることもできないし… 使うなら今しかないか | |
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深森古経は2つあるからヴィマナで使っても一つ余るし、誰か新入りを入れるいい機会なんじゃねェか? 今ならレベル25もありゃ一線級だぜ | |
| 5人パーティだとフォートレスへ攻撃を誘導するための陣形が崩れちゃわない? | |
| いくら敵の攻撃を誘導できるつッても、受けるダメージが大き過ぎてメディカじゃ回復量が足りねェよ | |
| 敵の攻撃を軽減する手段がもっぱら封じや状態異常なので確実性に欠く、という問題もあるがな | |
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戦闘中の回復アイテムなら、ゲームバランス的に考えても HPを200くらいは回復するメディカIIがそろそろ買える頃合だから問題ないわ、多分 | |
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とはいえ、流石に俺でもほとんど生の直撃を3発も4発も連続で食らうとちょっと持たねェ。 第一、俺が倒れたら誰が前衛で攻撃を凌ぐんだ? | |
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その時は、イルベロにハイドクロークを…って、これは苦しい言い訳よね。 でも、メンバーを増やすのはまだ問題があるわよ | |
| へえ、そりゃ何だ? 全体攻撃で被ダメージ量の合計が増える事か? | |
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そんな次元じゃないわ。 これ以上仲間を増やすと本文を書いてる人の負担が大きくなっちゃうのよ! 『俺達の戦いはこれからだ!』すら無く中途半端で冒険がフェードアウトするのは致命的でしょう? それに、イルベロが無口なのはこの辺の事情が絡んでいるのよ | |
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そんな話を俺らが知るか。 何故お話の展開について登場人物がアレコレ心配せにゃならんのだ! | |
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それを言っちゃオシマイよねぇ。 仕方ないわ。新入り入れるとして、誰を入れるの? 私カワイイ子じゃないと嫌よ | |
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新しいメンバーを入れるとしたら、現状のパーティ構築を圧迫しないように、 フォートレスの護衛を必要としない前衛に放置してても問題ないクラス…… ソードマンかフォートレスのどちらかになる | |
| じゃあ、そのどちらかを探してくるとするか |
| …というわけで、早速連れてきたぞ | |
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強くしてくれると聞いて飛んで来ました! アレスタです! クラスはソードマンです! 精一杯がんばりますので、よろしくおねがいします! | |
| おう、よろしくな! | |
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まあ、けっこうカワイイ子じゃない! こんな幼気な女の子を誑してくるだなんて、さっすがマーカムよねぇ | |
| ふぇ!? ボクをたぶらか… | |
| ばっバカヤロウ! 俺はそんなつもりじゃ……って待て、女だとォ!? | |
| あら、違ったかしら? | |
| そう言われりゃそうにも見えるが… 実際の所はどうなんだ? | |
| えっと、その…… ボクは女です | |
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マジかよ! 本当に、お前は女で間違いないんだろうな? 後で『実はやっぱり男でした』なんて言い出したら、金玉握って引きちぎるからな! | |
| んもう、無いです! そんなの付いてないですから!! | |
| おいマーカム、自分で連れてきておいてケンカ腰になってンじゃねェよ | |
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…ッ! いけねぇ、つい熱くなっちまった。 ええと、俺としては、隠し事がなければそれが一番だって事でな、その… | |
| 言い訳は見苦しいわよ。今回の件はマーカムが全面的に悪い! | |
| …すんません | |
| 別に気にしませんよ。男と間違われるのはよくある事なんで、慣れてますから | |
| 大丈夫か? これから先、あの二人には散々振り回される羽目になるから覚悟しとけよ | |
| か…覚悟とか、そんな大げさな… | |
| さて、あとは深森古経でレベルを上げて…… |
| すごい…力が、力があふれてくる!! | |
| まるでタブンネボムね | |
| スキルと装備はどうするんだ? | |
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どうせすぐ次の大地へ行くから、装備は余ってるのを持たせよう。 スキルは以下のとおり。前衛で壁になりつつ応急手当にTPを割くので、攻撃スキルは最小限だ |
| それでは、やり残したクエストを片付けて、石碑に石版をはめて… |
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次の大地へ進みますか! …うぐぐ、指が…まだ痛いぃ |