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哀しき守り手よ… の巻



巫女への親書を手にウロビトの里へ向かうワイルドリザード一行……

   ウロビトの里の門の前
マーカム 今回は招かれざる客だ。
入るなり門番に不覚を取られないように、警戒しておけよ
ブレイゾン ああ。それじゃあ扉を開けるぜ
   しかし、扉の先の光景に息を呑む…
   傷ついたウロビトと破壊の痕跡!
ブレイゾン これは、里が何者かに襲われた…のか!?
ヴィマナ もしかして、タルシス側の冒険者がこの里の態度に逆ギレしたのかしら?
マーカム だとすれば、統治院の外交プランはパァだな。なんてこった
ブレイゾン …いや待て、まだここを襲ったヤツがいるかもしれねェ
   奥からワールウィンドが来る!
   俺もここについたばかりだ…
   不審人物な俺が居ても咎める余裕無し
ブレイゾン ワールウィンドのオッサン!
マーカム (ヤツが襲撃した張本人だとすれば、里の情報を黙っておいたのが凶と出たことになる…!?)
   さてここからが本題。巫女がさらわれた
   犯人はホロウの親玉。下っ端なら見ただろ?
   君らはミッション受けてるから放っておけぬ
マーカム (…いや違う、ヤツは里の事もホロウの事も既に知っていた!
里の事を辺境伯から聞いたのか、あるいはずっとヤツに尾けられていたか…)
ヴィマナ ホロウの親玉さん、巫女ちゃんを持って帰ってお嫁にでもするつもりなのかしら?
ブレイゾン …ちょっと待てよ?
ウーファンは、護衛はどうしてたンだ!?

   向こうにウーファンガイル
   ヒスって他のウロビトを責め立てる
   待てば巫女が返るとでもいうのか!
   巫女の神託の恩も忘れ保身とは!
   長老会議など待てるか!私は行く!

   怒鳴り終えてウーファンは踵を返す
   一瞬だけ目が合う。彼女は奥の階段下りる
ヴィマナ あら、やっぱり奥に先に進む階段があったのね
マーカム (…ウロビトはワールウィンドに大した反応をしていない。
少なくとも、ヤツはこの襲撃の実行犯ではなさそうだ…)
   襲撃時彼女は留守にしてたらしい
   巫女を慕う連中は襲撃時にKO
   しかし…一人で行くのは無茶だね
   面倒だが彼女を追いかけるとするか
ブレイゾン 卑怯な! ホロウ共はウーファンがいない隙を狙って、巫女をさらったのか!?
こうしちゃいられねェ! 俺達も急ごう!!
マーカム 落ち着け。まずはウロビトから情報収集だ。
この里の事にしても、ホロウの連中にしても、情報は充分とはいえん
(そして、ワールウィンドの野郎についても……)
ヴィマナ それじゃ、あそこのウロビトさんに突撃インタビューしてみますか
   長老会議は巫女が来る前にやってた集会だ
   巫女不在の今は長老会議で行動が合理的
   巫女と近しいウーファンは感情がよく出る…
ブレイゾン 巫女は、ずっとウロビトと共にいたわけではなかったのか
マーカム 巫女がいなくても長老会議で政治を行えるなら、これからの方針で必要以上に混乱することはなさそうだ
ヴィマナ ウーファンの態度から見て、ウロビトはかなりの巫女ちゃん依存症かなって思ってたけど、
彼女が特別だったみたいね
マーカム 話を聞けるのはコイツぐらいか。俺達も下の階層へ行こう
   深霧ノ幽谷B2F
マーカム またウロビト発見。ウーファンに言われて巫女捜索をしているようだ
   お前らが里に来てから巫女は変わった
   物静かで忍耐力あって凛としてたのに今は我侭
ブレイゾン 俺達人間に会うまでは、もうちょっと大人しい娘だったのか
ヴィマナ …だけど、世界樹の言葉によって自分と同じ人間が存在がいることを知り、心を躍らせた。
人間は自分しかいない。その孤独を、世界樹の言葉の主は知っていたのでしょうね
ブレイゾン もしかしたら、巫女に近いウーファンが他のウロビトに比べて感情を出すのも、
世界樹の言葉の主は何か知っているんじゃねェのか?
ヴィマナ ハッキリしてない事柄はそれだけじゃないわ。
『外』の人間を忌避するウロビトをあえて放ったらかしにする理由も、分からないまま
マーカム そして、何から何まで謎だらけなのが巫女をさらったホロウだ。
ホロウに対してもっと情報があればいいのだが…
ブレイゾン 結論は簡単だ。進むしかねェよ
マーカム 仕方ない。こういう時に使うのは頭よりも足か



ホロウの襲撃を警戒し、探索を進める……

マーカム 扉をくぐれば、何かが起こる……
毎度毎度のことながら、緊張するな
ヴィマナ さっきのブービートラップといい、ホロウは野生の獣なんかよりも格段に狡猾なのよねぇ
ブレイゾン よし、扉を開けるぞ
   扉開いた先の光景を見て息を呑む
   壮絶な戦いの跡。ホロウの亡骸
   そして数人のウロビト、彼らは生きている
   負傷者の中に馴染みの顔を見つける
   ワールウィンドが挨拶する
マーカム またお前か。つくづく修羅場に縁のある男だな
ヴィマナ 今回ばかりは無事ってワケにはいかなかったわね
ブレイゾン ちょっと待て、ウーファンはどこだ!?
   ウーファンは先に行ったよ
   ウーファンがホロウと話してたっぽい
   ホロウは仲間としか意思疎通できない筈だが
   そのホロウは倒したが、彼女は顔面蒼白だ
   何を話したか気になるが、俺は引き返すよ
   ワールウィンドは足を引きずり部屋を去る
ブレイゾン ウーファンのヤツ、さらに一人で進んじまったのかよ
ヴィマナ 激情に駆られて暴走気味、って所かしら。
はやく追いかけてなだめないとホロウに囲まれてボロ雑巾になっちゃうわね
   巫女捜索ウロビトと出会う
   我らの歴史では殆どの人間は巨人から逃げた
   残った人間と人造種族で巨人を討った
   だが、残った方の人間の伝承は残っていない
マーカム またウロビトの話を聞けたな。
残って巨人と戦った方の人間については何も伝わっていないらしい
ヴィマナ 巫女ちゃんの出自についてはナゾのまま、かぁ
ブレイゾン とにかく、ウーファンを追いかけようぜ
   深霧ノ幽谷B3F
イルベロ 血の臭い…
マーカム さっそくイベントの始まりのようだな。
…警戒しつつ前進だ
ブレイゾン ちょっと待て、アイツぁ……
   その先にいたのはウロビトの女。見覚えあり
   ウーファンが地に座し、瞑想している
   体中の傷はどれも新しい
マーカム よう。まだ生きてたようだな、激情家のウーファンさんよ
ヴィマナ どうやら、頭に上った血は抜けたみたいね
   巫女から貴様達への預かり物だ。受け取れ

   術式書・幻豹黒霧を手に入れた!
マーカム ああ、確かに受け取ったぜ
ブレイゾン …けどよ、アンタがこの場所で座っていた理由はそれじゃねェだろ
   巫女を私に任せられないとホロウは言った
   ホロウ得意の幻術だが、私には図星だった
   ここで、この状況が起きた理由を考えていた
   貴様達に嫉妬して、私は冷静さを欠いたのだ
   教育係の私よりも君達に心を開く巫女に…
   私は強く当たり、少女の心を傷つけたのだ…
   故に巫女の心が騒めき、ホロウを呼び寄せた
   ウーファンは悲痛な面持ちで見つめる…
マーカム なるほど。
ホロウと会話してたってのは、幻覚で罪悪感を投影させられて、それに反応していたという事か
ヴィマナ そして、巫女ちゃんの心の騒めきがホロウを呼び寄せたのなら、私達との初対面の時に湧いてきたことにも説明がつくわね
ブレイゾン そうだ。
ホロウは、巫女と俺達が出会ってから、いつ出てきてもおかしくなかったんだ。
自分だけの責任じゃねぇ…
イルベロ ………
   都合のいい女と思われてもいい、頼みがある
   事が済んだら何でも行う。巫女を助けて…
   そして人間と暮させよ。その方が幸せなのだ
   私は信頼を失った。巫女と私の心は離れた…
   気丈さの欠片もなく、頭を垂れる。
マーカム 巫女に会わせる顔がない、といった感じだな
ブレイゾン 自分は不甲斐ないと思ったから巫女に背を向ける、だと!?
そんなの、お前らウロビトが蔑む『巨人から逃げた人間』とほとんど同じじゃねえのか!?
ヴィマナ 私達人間の世界も無垢な少女を放り出せるほどキレイじゃないのよね。
例え巫女ちゃんに嫌われたとしても、アナタがついててあげなきゃ彼女はきっと不幸になる
マーカム そもそも『巫女と心が通じなくなった』っていうのは、お前の想像の範囲内でのことに過ぎない。
結論を出すのは、巫女を救い出して再会を果たした時に、巫女から心中を聞き出す。
…それからでも遅くないと思うがな
   選択:ウーファンの言葉を否定
   確かにそうだ。思い込んでいた
   私が間違っていった。私も行こう
   ウーファンは少し落ち着いた

   ウーファンをゲストとして連行可能
ブレイゾン 良かったぜ。これで死に急ぐようなことは無くなったな
マーカム それどころか、このフロア限定だが一時的にパーティの一員として連れて行けるようになった。
工房の看板娘と違って、かなりの戦力になりそうだ
   ウーファン能力
   ウーファンスキル
ヴィマナ クエストをこなして私達もレベル過剰に高くなっちゃったかなーと思ってたのに、
彼女のレベル値はその上を行っちゃってるわ
ブレイゾン ああ。封じや状態異常もひととおり使いこなせるようだ。
流石にここまで単独で来ただけのことはあるぜ
ヴィマナ いわゆる『体験版』ってヤツよねぇ、コレ。
ここまで豪勢だと、目移りしちゃうわね
イルベロ ………
マーカム …くッ
ヴィマナ まあ、封じや状態異常の手数は多いに越したことはないから、別にいいんだけど



ウーファンを加え、深霧ノ幽谷B3Fの探索を進める……

マーカム このフロアもさほど厳しくはないな
ブレイゾン あンだけ無限回廊が絡まってるのに、よくそんな事言えるなァ
マーカム 確かに迷宮自体は少々手ごたえあったが、敵が思ったより強くない。
FOEは近づくと追いかけてくる程度で迂回路もすぐ見つかるし、敵はホロウの回避率が若干厄介な程度
ヴィマナ それも足封じ+チェイスバインドで攻略可能だもんね
マーカム ヒールウォールのお陰でメディカ使用量が減ったのも大きい。
コイツのおかげで敵の攻勢がそれほど脅威に感じられなくなったな
ヴィマナ 思い切ってレベル最大にしたのは正解ね。
前衛ひとりでも、私達のパーティのコンセプトとかみ合ってるから強力よ
ブレイゾン その代わり、ディバイドガードを使う機会が減ってる気がするんだよなァ
ヴィマナ …さて、扉が見えてきたわよ。
多分、ここにホロウの親玉が…あら?
マーカム この光は深霧ノ幽谷に入ってから何度も見た奴だな。
ホロウと何か関連がありそうな気がするんだが…
ウーファン、これは何か知っているか?
   まさか巫女が…
   聞いても空返事
マーカム また独り合点かよ。…ッたく
   扉を開くと東へ伸びる空間が
ブレイゾン あっちだ…
   でっかいほろうめーっけ
   周囲で蛍のような光が明滅
   意識失い倒れた巫女もいる!
   ホロウは巫女の歌を口ずさんでる
ヴィマナ 巫女ちゃんめっけ!
マーカム 奴め、巫女に一体何をしているのか……
   ホロウはこちらに気付く
   ホロウは巫女との間に立ちふさがる
   ウーファンが巫女の名を呼ぶ!
ブレイゾン 巫女の名前はシウアンっていうのか。今更になって知ったぜ
ヴィマナ シュー餡…甘味っぽい名前ねぇ? マーカム
マーカム そんな事を言っている場合か!
今はあの大女ホロウの相手が先だ! 行くぞ!!
ブレイゾン 応ッ!!



パーティレベル
ブレイゾンLv26
イルベロ Lv25
マーカム Lv26
ヴィマナ Lv26

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