こいつァ…… | |
いっぺんに雰囲気が変わっちゃったわね | |
環境が一変して、生態系も大きく変わっているハズだ。 気をつけて進むぞ | |
あ! ねえねえ、アレを見て! |
大迫力のサファリよ! 野生の世界をウォッチングね! | |
俺らは既に野生動物と決死の触れ合いまでしてるじゃねえか |
また迷宮か。調査してみたいが…高度は、やはり駄目なのか? | |
……無理です。これ以上は上がりません | |
崖のどこかに入り口とかないのかしら | |
そいつはちょっと見当たらねぇな。 こうなったら気球艇の上昇性能をパワーアップさせるしかないんじゃねえのか? | |
そんなに簡単にいくとも思えないがな。 他に入れそうな迷宮があるかもしれないから、そこから探そう |
というわけで、何かありそうな森があるにはあったんだが…どうも状態が不自然だぞ | |
他に行けそうな場所がなければ入ってみよう。 今回は大地をひとととおり調査しておくのが先だ |
ああ、丁度いい所で会った。実は相談したい事があってだな… |
要は、もっと軽いガスがあればもっと高く飛べる…ということね | |
となればさっきの瘴気の森なんかどうだ? 何か変なガスが噴出していると考えれば、動物の気配がないことについても説明がつく | |
どうもあそこはやべえ感じのする場所なんだが… まァ他に心当たりがあるわけでもねえし、仕方ねえか |
さっそく扉を見つけたぞ | |
そんじゃ、さっそく入りますか | |
しかし、大丈夫なのか? どう見てもこの森は様子が尋常じゃねえぞ | |
なーによぉ、もしかして怖いの苦手なの? そういえば、熊が壁を壊して出てきた時も大騒ぎしてたわね | |
なめんな。アンタらの神経がおかしいだけだろ | |
ふふふ、強がっちゃって可愛いわねぇ | |
てめェ! | |
おいおい、よせよ二人とも… まあ、危険があれば警戒することに越したことはない。 開けるぞ… |
…ドアを開けたらそこはガス室であった | |
まあ、この程度なら直ちに問題は発生しないだろう。探索を始めるぞ |
ああ、次のフロアへ行ける扉を見つけたぞ。早く開けて外の空…気……っく… | |
どうしたんですか!? しっか……っ…? |
ばかな…! いきなり、中毒症状……だとッ!? …どうやら、俺達は…、この気体に対する、警戒が、不…じゅ…う…… |
やだ… トリップするなら、もうちょっと…気持ちよく…… | |
はやく、扉…を…ッ……! 外……の……っ… |
(なんだ? 誰かが救助してくれたのか。 …しかし、一体誰が? ここは前人未踏の地だぞ!) |
(…ッ!?) | |
(いわゆる亜人間族ってやつ? 初めて見た……) |
(ここは、さっきの入り口… この人が助けてくれたんだ) |
ダニー、グレッグ、生きてるか? | |
ああ、なんとかな……って、誰だよダニーとグレッグってのは | |
デス様すら知らんとはこのモグリめ | |
それってもう十数年は昔の作品でしょう? 知らない人は知らないと思います | |
…どうやら全員無事だったみたいだな | |
それにしても、人間が創造者って言ってたが、アイツは何者だったんだ… なあ、お前ら何か知らないのか? | |
しらない。私あんな子認知した覚えないもん | |
いや、そういう意味じゃねえんだが | |
この世界のどこかには人間に近しく、それでいて異なる種族が存在するとは聞いていたが…… まさか、この目で見ることになるとはな | |
言葉が問題なく理解できたのも幸運ね。 同じ言語を使ってても、長期間にわたって隔離されていた場合は互いの言葉が通じなくなるほど訛っちゃう事があるからね | |
しかし、人為的に生み出された種族ってのは俺も驚くしかないな。 事実だとすると気球艇なんかメじゃない位にスゴい創造物になる | |
だろ? どういう風に造り上げるのか想像つかねえよな | |
ん〜、そりゃあドーテーちゃんには絶対分かんないわよねぇ | |
だから、そういう意味じゃねえつってンだろ!! それにしても、あの女…ええと、ウーファンといったか。 アイツは敵対も友好も、接触すらも望まねえって言ってたな。アレはどうするんだ? | |
そんな話を俺らが知るか。こちとら探索を続行するだけだ | |
無茶な理屈を! | |
じゃあ聞くがよ、今までに人間とヤツらの関係をはっきりと示す記録・文献・伝承をこれまでに見聞したことがあるか? | |
…いや、無ぇ | |
となれば、今タルシスから迫ってくる人間が、創造者としての人間としての関係を引き継ぐことは不可能だ。 今や人間とウロビトの関係は『終わった』から『消滅した』のレベルまで退行してしまったと言えるからな | |
向こうにとっては『久しぶり』でも、こっちにとっては『初めまして』の関係になっちゃってるわけよねぇ | |
だとすりゃァ互いの距離のとり方についてもう一度話し合う必要があるじゃねえか……ってそうか! | |
そう、もう一度接触できなきゃ話もできない。 探索を進めればいずれ会うことになるだろうし、会わなかったらそのまま先に進めばいい | |
あの時はお礼も言えませんでしたからね | |
でもよ、あの瘴気はどうするつもりなんだ? 動ける限界は、地図でいうと…頑張っても10マスが限度だと思うぞ | |
それまでに変位磁石でも使えばいいんじゃないかな | |
一回セーブしてから、限界を超えるとどうなるか実験してもいいんじゃないの? | |
案外、全力で退避すれば何とかなるかもな | |
なんにせよ、扉を探して一息つきながら扉伝いに進むしかねえか |
森の奥地で丁度良さそうなブツが手に入ったぞ。 …もしかしたら、各大地最初の迷宮は気球艇がらみの物品を手に入れるのが通例になっているのかもしれないな | |
あと、敵も全部新しい種類に一新されているわよ | |
しかも、急に強くなってきてやがる。 一斉攻撃でも倒しきれないのはちょっとマズくないか? |
ウサギの属性攻撃は物理防御関係ナシにダメージを与えてくるから困るわね。 でもなんか可愛いから許す | |
こういう属性アタッカーがどこの迷宮にも出没するとなると、俺を壁にするのも安定しなくなっちまうンだよなァ |
コイツはタフで強い。 図鑑では元飼い猫らしいんだが、こんなのを飼ってた奴は相当な命知らずだぜ | |
そもそも、どうやれば飼い猫が前人未踏の地へ迷い込むのさ | |
俺が知るかよ | |
そういや、倒すのに時間がかかるので腕封じをかけてみたら条件ドロップが手に入ったな |
コイツは味方の行動を制御できなくする混乱が厄介。 同士討ちは味方の通常攻撃が強ければ地獄絵図なんだが、こっちは通常攻撃に秀でた者が半分しかいないからまだマシだな | |
ソードマン二人で心得重複とかやってたら地獄絵図になってたでしょうね | |
さて、ここは一旦引き上げてこの藍夜の破片が使えるかどうか見せてみよう |
よう港長、気球艇の強化に使えそうな資源を見つけたんだが調べてくれないか |
ちょ、分析速過ぎってかもう取り付けるの!? もうちょっとどこか危険かもしれないとか考えないのかしら? | |
ヴィマナが真面目にツッコミ入れやがった!? すげェ!! | |
ここから港長の昔話が始まるんだが、まとめるとこうだ。 元となった気球艇は北の空…つまり世界樹のある方から飛んできて、辺境伯は気球艇造った連中を見たがっているらしい。 そして、気球艇の出自は『ロストテクノロジーの類を復元させたもの』という事実は皆は知らなくて、港長の父の新発明だと思っている | |
いきなり新技術の塊が発明されてたまるかって話よねぇ。 あと、ワールウィンドが燃料に使えるかもって持ってきた虹翼の欠片が、どういうことか浮力獲得の媒体にされちゃってたわね | |
港長の親父の観察眼の賜物って奴だな。俺らはああいうのは門外漢だから、何がどう使えるのかサッパリ見当つかねえ。 あの港長の素材の性質を見抜く才能は親父譲りなのかもな | |
さて、気球艇の上昇能力も強化されたことだし、行けなかった場所を探索してみるか! |
なんなのよぉもう! おちおち寝てらんないじゃないの! | |
お…おい、なんなんだアレは…? | |
ああ、アレは… |
炎・氷・雷…3体の竜が試練として立ちはだかるって伝説をどこかの文献で見たことあるわ | |
奴は紅いから…さしずめ炎の竜か。俺達は炎に抵抗する手段を持っていないから… | |
そんな次元じゃねえだろ! 炎なんか無くてもワンパンで気球艇ごと叩き潰されちまわァ!! | |
分かってるって。回避、回避っと… |
ところで、これはさっきの竜が落としていったものなんだが、コイツを見てどう思う? | |
なンで食えるんだよ | |
だよなァ。やっぱそう思うよな | |
あの後見つけた森では赤い熊がチラっと見えたわね | |
はぐれ熊の茂み…とでも呼ぶべきか。暇があれば行ってみよう | |
こっちはもう十分だろ。丹紅ノ石林の方へ行こうぜ |
さて、ここからが本題だな | |
あの高所の迷宮以外にも何かあるかもしれん。 こちらもひととおり調査だ |
コイツはテリトリーに入ると追いかけてくるんだが、その移動範囲内に迷宮がある | |
やっぱり食べ物で釣り出すしかないのかな? | |
肉食のようだが、こちらの手持ちの肉じゃあ駄目っぽいな |
崖の上の迷宮に接近してみたが、どうも見覚えがある状態になってやがるぞ |
谷のすぐ近くに迷宮があるのも同じか | |
ご丁寧なことに、谷側の石碑には石版を入れる穴まで付いてやがる | |
…となれば、この迷宮も人為的に造られて配置されているのかもしれないな | |
中身まで同じなんて事ないでしょうね? | |
まあ、ちょっと入ってみれば分かるさ |
磁軸もあるのか。まあ、大地の真ん中におっ立ってるよりかはまだマシな光景だよな | |
そんじゃ、探索を始めるとしますかね | |
いや、まだだ。 ここの探索はちょっと後回しにして、大地を一通り見てからにしよう。 まだ行けそうな迷宮があるかもしれないし、食材もひと通り取っておきたい |
む、この感じは……!? |
がー! 寝れねーっつてんでしょうがァ! | |
そんあことよりもアレを見ろ! 今度は金の竜だ!! タルシスの空はどうにも危険な奴が多すぎる! どうなってんだよ!? | |
俺が知るかよ。 炎の竜と同じく、通った跡からこんな物が手に入った |
さて、食材もけっこう集まったことだし… | |
深霧ノ幽谷の調査を始めるとしますか! | |
いや、もう一つやっておきたい事がある。 紫のワニが守っている小迷宮…あそこへ辿りつく算段がついた | |
なにッ あいつを誘導できる食材でも見つけたのか? | |
…あ! もしかして羊のFOE? | |
その通り | |
ああなるほど、ここに来て最初に見たアレを再現するのか。 …しかし、どうやって誘導すんだよ | |
実はあの羊はキノコが好物だという話を、酒場で小耳に挟んでいたのでね。 キノコを使って羊FOEを紫のワニのもとへ誘導する |
あーあ、簡単に食われてら。 なんであいつら食べ物に関してあそこまで無警戒なのかしら | |
いいじゃねえか。おかげで道が開けるんだ |
ねぇねぇ、なんで私達一度も入ってないのに中身が分かったような地名がつけられるワケ? | |
これで心置きなく深霧ノ幽谷の探索にかかれる | |
だな | |
答えられないからって無視すんなー! | |
そっちこそいちいち重箱の隅をつついてんじゃねえ! | |
一旦街に戻って態勢を整えてから磁軸から迷宮へ入るぞ |