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ヒイロ 大変だ!オレタチのレベルが1に下がってしまった
ソティア 急に何を言ってるの
ヒイロ 本当だって!ほらステータス画面見て
レベル1
マルトク ……マジかよ。
探索を急ぐ理由ができたッて時に
シヨン ドーすんのコレ、探索どコロじゃなイノでワ?
ヒイロ でも前にレベル10下がった時はなんとかなったんだし、
とりあえず戦闘やってみてから探索どころか判断しようぜ



古跡ノ樹海
マルトク 海の一族を避けて見つけた迷宮は、建物が混ざッた森か
ソティア 霊堂と似ていますが、どこか違う感じですね
アカイシ しかし、ひとくちに森林といっても色々と植物などで雰囲気が変わるものであるな
ヒイロ とにかく探索だ。あと魔物と戦闘で勝てるかどうかも



フォース
リザルトLv4
シヨン スゴーイ、レベルが一気に4モ上がっタヨ
ヒイロ フォース全開でナントカ倒せる…けど、
ブレイクほとんど全部使っちゃうから2戦と持たないなあ
ソティア 星体観測でエンカウント率を抑えれば、いくらか探索範囲を広げられる
マルトク とりあえずソレでやれるだけやッてみるかね



ネズミで全滅
ソティア 採取からのああっと先制され、まったく逃げられず全滅
アカイシ AGIとLUCの低さだけは装備で如何ともし難い所であるからなあ…
これは厳しい探索を強いられそうだ



アカイシ お…ご…がはっ…
おあ…あぼほっ、ぶ、ふーっ…くそっ…
シヨン う、ええ…げほっげほっ、みんなでイッしょに食べラレたと思っタノにィ…
変なキノコだっタァ…おごぅ、エェー…
ソティア 単なるHP消耗だけだったので、フォースブレイク中心で戦っている私達には小さい影響で済んだ。
もしこれが魔物の襲撃だったら目も当てられないところでした
レベル10
ヒイロ しかしこのイベントの経験値でもうレベル10か……
流石にレベル上がるのすごく速いなあ…おうぇっ
マルトク 相変わらず戦闘1回こなしてエネミーアピアランスが赤になれば帰還だが、抜け道は遠そうだな。
最短で戦闘2回は必須な距離だとすると、どこかでレベルを上げてきた方がよさそうだが
アカイシ むっ…待て、何者かの話し声が
王女はどこ消え気ままに
マルトク 海の一族の水兵!もうここまで来やがッてたか!
知らないのか絶対幸運
王女は何十も発見発掘
それも絶対的な幸運で
フラフラ転んだあった
何度も続く一族当てにし
ヒイロ 航海王女の絶対幸運はすごい
ソティア 運というものは結果に対する評価の中にのみ存在する概念であり、実在すると考えるのは事実誤認である。
こんなものを当てにするとは……海の一族も高が知れたものですね
アカイシ はてソティアどの、以前『侮りは油断を生む』と言っておられたのではないかな?
ソティア えっと……そんな事言ってたっけ…?
シヨン 『うぬぼれは視界を狭める』だっタっケ?
アカイシ ああ、それだそれだ。だいたい合ってたな
マルトク しかしながら、単に運と言われてもこう異常な引きを続けるとなると、
何らかの特殊能力のひとつやふたつは疑ッてもよさそうなンだがねェ
幸運ってだけで?
10言語操る記憶力
なるほど探す
ヒイロ しかし何も言わずに出歩いたとは、一体何故なんだろう
マルトク 分からンが…向こうの最重要であろう人物が単独でウロウロしてるッてのは、
奴らとしちゃ気が気でならンだろうな
シヨン …ソコまでSeriousにワ見えナカったケド



蝙蝠FOE
アカイシ あれがこの階のFOEか。
追跡型、こちら2歩につき1歩移動…となると、大したことないようだな
ソティア いや待って、追いかけてくる感知範囲がすごく広いみたい。
ずっと追いかけてくる
ヒイロ すんなり素通りはできずうまく追いかけっこするしかあらずだぜ
マルトク エネミーアピアランスがほとンど変動しないから、戦闘が無いのは助かるがな。
この距離だと2、3戦は必至かと思ッていたが、そうならずに抜け道開通まで行けそうだ



これ以上危険姉任せ
姉犬コンビ強い
ヒイロ 探索進めてたらまたあいつらだがあいつらあきらめて帰っちゃったぞ
マルトク 姉さンと犬ッていうと……前の迷宮で会ッたアーテリンデとクロガネJr.だろうかね?
流石に護衛はつけてるわけか
シヨン 絶対幸運とユーぐらイだカラ、DangerZoneをヒトリでウロウロしテモ、
無事に帰りソーなイメージだケドナー
マルトク ま、流石に王女の自覚はあるッて事だろ
地図抜け道
ヒイロ さてすぐ近くにあった抜け道開通だ。
ここまで全体攻撃フォースブレイクと星体観測のおかげでなんとかなってるな
マルトク 1回戦闘だけで帰還してもドロップアイテム1個でアリアドネの糸の代金を賄えるから黒字なンだよなァ
アカイシ おかげで針ネズミ以外の敵の手の内がよく分からないままであるがな。
苦戦せず勝てるので然程問題でもないのだが



階段
ソティア さらに進むことができて、次の階の階段まで到達成功してしまいました。
FOEもダメージのない封じばかりしている間に逃げられましたし、
この階は単なる小手調べなのかもしれません
シヨン フォースブレイク全開で勝てナイ敵がデルマデしばらくこのママで行けそうダネ
ソティア この階段を降りて、続きを次階から続けられるようにしておきます



もう遅かった
chi-chi-onna
ヒイロ くっ遅かったのか…ってだれ君
アカイシ ちちだ… すごい… これぞ至宝…!
これを……これを我が手の内に!
フフ、フ、イヒヒヒヒ
ソティア あ…アカイシさん貴方何をするつもりですか!?
やめなさい!
ハッ水兵が噂してたマギニア
よくここにいるとわかった
アカイシ この巡り合わせ、そうかこれは運命だったのだ! ハァハァ
さあ、拙者と、拙者と……えっと、ナニしようか、な、ちち、ちちちちち……
ヒイロ やっやめるのだアカイシさん!
初対面の女の子に何するつもりなのだ!
捕るいかない
シヨン 止まッテ〜!
マルトク クソッなんて馬鹿力だ!
全員で押さえつけてでも…動けるとでもいうのか!
アカイシ 皆の者放せ! 頼む!
毛皮に覆われていないすべすべでふわふわで柔らかくて温かい…
あの乳の中で果てたいのだー!!
脱兎走り去る
アカイシ ああ…あああ……ちちが行ってしまう……
ヒイロ ナントカ……停めきったぜ
アカイシ いやまだだ…まだ近くにいるハズだ、追わねば!
ソティア 駄目!
今すぐ帰って頭を冷やしてもらいます
アカイシ 聞けぬ!
どうしてもと言うならば、皆とはここで暫しお別れだ
ヒイロ えっちょっと急には困るのだ! それに一人じゃ絶対無理なのだ!
マルトク ああ、ええと…ココはアレだ、ここは間を取ッて、俺達と少しだけ…
エネミーアピアランスが限界になるまで探す。これでどうだ!?
アカイシ くっ…よかろう
ソティア すぐに見つかるとは思えないけど
歩いてきた人影
シヨン ッテほどなく見つかッター!?
アカイシ 違う…匂いが違う…
どうして世界樹が
ヒイロ アーテリンデさんだったのか
ソティア どうしてハイ・ラガードの世界樹が…ですか。
その点については、そちら側の学者肌な人達の方が詳しいと思いますが
マルトク こッちのシマではアーモロードやタルシス、エトリアの迷宮まで発見されてるンだよな
少女見た?
ソティア 少女? 胸が不当に太っている女なら見たけど
シヨン ソティ、それワちょっト失礼すぎナイ?
ヒイロ 座布団じゃなくてイエローカード一枚だぜ
雇い主勝手に消え
ヒイロ 先遣隊の次は王女か。
人探しばっかしてるなあこの人
アカイシ 拙者も彼女についていく。ここで一旦別れよう
ソティア 無理言わないの。
今のあなたのLvでは足手まといにしかならないでしょう
アカイシ しかし!
マルトク 今夜は限界だ。休ンでからジックリ俺達と探そうや
アカイシ くっ……帰還! くっ……!!



――そして宿屋に戻って休んだ、翌朝!

宿屋背景
シヨン はぁ……アカがこんナニもhentaiだとワ思わナかっタヨ
ヒイロ 昨日は大暴走だったもんなあ。
あっアカイシさん来た
アカイシ 皆…おはよ…う…
ヒイロ どっどうしたんだ一晩でこんなにやつれて
アカイシ 結局…一晩中ずっと、あの乳のことが頭から離れなんだ……
ソティア うっ、この臭い…貴方は一体何度…
マルトク ストップ、それ以上を皆の前で言及するのは酷ッてモンだ。
落ち着けただけマシだと思ッておけ
ソティア っ…これだから男の人って……
ヒイロ それで体調大丈夫なの?
アカイシ な、なんとか…
シヨン アのboobsの前デモ?
アカイシ そ、そこは大丈夫という自信はないが……
昨日みたいに急に別れようとまでは言わんよ、多分
ソティア …どうでしょうね



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