<<その26 ▲目次へ戻る▲ その28>>



探索を進めるオデュッセイアの一行――
B2F
扉を開き三つの戦斧
一度掘られ墓標
ソティア 斧……これは、水兵のもの?
アカイシ で、あろうな。マギニアにこの手の武器を使う者はおらぬ。
しかし、墓標がわりとは…
敵4体
ヒイロ くっ敵!墓にしたのはこいつらか!?
ソティア 数は多いが私のブレイクは残っている。
一気に駆逐する
敵3体
ヒイロ なっ連戦だと!
一戦だけと思ってシヨンのブーストまで使っちゃったぞ
マルトク 勝てるにゃ勝てたが、まさか……
シヨン ダメ!残りがイル!
負け
ヒイロ う〜ん、数で押してくる連戦はダメだな。
特に連携がヤバく、列へ石化の石化の眼光と状態異常相手に威力強化のバッドピーク
ソティア 地図持ち越せるからすぐ行き直してフォース全部つぎ込んで倒し直す
シヨン ウェ〜、またンコも掘リ直しルノ?
マルトク そッちは薬が入ッた古い方だけでいいだろ



真鍮の小さな箱
シヨン とユーワけで、シ返シ完了したネ!
ヒイロ むっこの箱なんだろう? 魔物の中に入ってたのか?
中身は装飾品と、手紙……
マルトク ああ、この装飾品は船乗りが持ッてるヤツだな。
手紙の内容は……
我遭難資料沈案内人消
生き残った3人深手、案内人見できず
死ぬ遺品届く信じて
マルトク この文書によると、海の一族の先遣隊として来た水兵は海の魔物に襲われて遭難。
…全滅したようだ
ヒイロ そして今倒した魔物達にトドメられ手紙箱も持ち去られというわけか
アカイシ して、遭難させた海の魔物というのは何者であろうか?
ソティア この島に近づかせないようにするための守護者……
だとすれば、本隊が来れた理由が分からない。倒したのだろうか…?
ヒイロ それと、墓は誰が作ったんだろう?
自分で作って入るわけにもいかないが
マルトク マギニアの冒険者が作ッたならば、斧などの見慣れない装備を不審に思うだろうし、
海の一族が作ッたならば、まだ手紙の箱までは知らないだろう。
ここ以外の生存者を探しているかもしれない
シヨン じャア、コの箱と手紙ワ知らセテあげタ方がいイネ
ソティア 案内人の可能性は?
非戦闘員が身一つで放り出されて生き延びた例は、シリカさんの遭難事件が挙げられるけど
マルトク そいつもあり得るけど、消息不明で何してるか分からンからなァ…
アカイシ となれば、赤髪の男は水兵あるいは案内人がマギニアにいるかどうかを調べていた…?
シヨン アイツ水兵の事コボしてたケド、名前や身分ワまだ名乗ッテなイヨ。
めッチゃ怪シーィ
ソティア 現状はっきりしてるのは、この箱の手紙が水兵探索の重要な証拠品だから、
届けに行った方がいいということ



ふわふわ足場
足元冷える
ヒイロ ううっなんか足元が冷えるな
アカイシ 肝ではないのか?
シヨン アカ、もしかシテ高い所苦手?
アカイシ いや、そういうわけではないが……
横から強い風
ヒイロ くっここで落ちたら即死は恐ろしいので踏ん張るしか!
マルトク なンて言ッてるうちに止んだな。
どうにも危ねェから移動した方が…
ソティア ……っ…
足首うずくまって
ヒイロ ソティア!どうしたのだ!?
ソティア 足を…何者かにやられた……
ヒイロ くっ敵の奇襲だと一体どこに!?
アカイシ …………
……おらぬ、ようだが
シヨン マルでカマイタチのようダネ
アカイシ そうであるな。
この辺りの魔物にも鎌鼬のような者が出没しておったが……
マルトク とにかく、何もなければ手当てしてここを去ろう
ヒイロ 大丈夫か?歩ける?オレが背負ってあげようか?
ソティア ありがとう。
でも、なんとか……歩ける、から



ヒイロ サクランボ食べたり桜笛吹いたりのさくら尽くしを満喫して帰還だ
マルトク B2Fの地図も概ね完成したし、報告に行くか
久しいな
心配かけたもう大丈夫
シヨン 元気になッテ、なによリネ
それより報告。航海一員と遭遇だな
問題があるが接触
どこまで敵対か目的か
ミッション:拠点発見
ヒイロ 海の一族についてはミッションとして発令か
ソティア 来るなと言われているけど、偶発的な遭遇に任せるよりも意図的にコンタクトを図る方が安全
マルトク ミュラーが言うには、偶発的な戦闘が起きる可能性が高かッたとのことだからな
海からみれば尖兵
危険がつきまとう
マルトク こッちの身の振り方にも関わるから、
その過去の伝承とやらで一体どういッた問題を抱えているのか教えてほしいところだッたが……
航海王女は遺跡財宝発見
機会あれば話してみたい
ソティア 情報は得られず。
後ろめたい感じでもないのだけど
ヒイロ 海の一族の拠点は場所教えてもらってるし、そっちに聞けばいいよ
シヨン イイの? ソレ……



<<その26 ▲目次へ戻る▲ その28>>