許せないぜ！
| む、これは…！？ |
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敵が出ないはずの採集ポイントを荒らすFOE！？ 許せないぜ！ |
| アレはドーヤラうろつく跳獣！ 話ワ前に聞いテタネ！ |
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というわけで少し戦ッてお手並み拝見だ。 データを見る限り、ワイバーンと比べてＨＰこそ同じ水準だが攻撃力も防御力も格段に高いようだな |
| でも属性弱点だし打つ手は… |
| 痛っってえ！！ |
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生のダメージでこれなら、多少のバフ乗せた程度ではほとんど一撃。 与ダメージ量から考えてフォースを使った効率的な攻めが必要だけど、 そこまで固い守りを維持することは困難 |
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加えて、弱点のはずの麻痺すらなかなか通らぬ。 状態異常で縛り続けるのも有効な手筋では… |
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封じ警察だ！ 封じを縛りと言ったな！？貴様、封じを縛りと呼んだな！？ 連行する！！ |
| なっせっ拙者そんな事は言っておらぬ！ |
| 何を言う！そこの敵が腕封じ状態ではないか！！ |
| あ、それは俺の巫剣で試しに付与してみた封じなンだが… |
| とにかく、事情聴取するから来なさい！ |
| 面倒な奴からやっとこ釈放されたが、とにかくあのＦＯＥの対策会議だ |
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近づかない。戦闘になったら逃げる。 アレは探索を妨げる回避不能な障害物ではないのだから |
| 放置でスカ！？ |
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そう、放置。 収入源の減少と考えても今は資金的に困窮してないし、どうしても必要なら樹海に入って取ればいい |
| ま、それがＦＯＥと渡り合う時の基本だよな |
| ということでＢ２Ｆを探索開始 |
| 何だ今の声は！？ 喋る食べ物でもあるのか！？ |
| 普通に考エテ誰か襲わレてるト思うヨ |
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俺達が向かったら魔物は逃げ去って彼女は無事だった。 けど、荷物を取られたって |
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取り返してほしい、という話であるが…… 荷物を食べられてしまっては終わりでは？ |
| 取り返すのは荷物じゃなく鞄つッてるし、別に中身は問わないンじゃないか？ |
| なるほど厚かましさを分かってまで頼むくらい大事な鞄。探してあげよう |
| 探すホドでもないヨ。ついさっきマデイテ、あの方向にRunしたカラ… |
| 奥の丁字路の右か、左か……といった所であるか |
| せっかくだから俺はこの赤い方を選ぶぜ！ |
| …どちらも赤を含めた色とりどりの花が見えるのだけど |
| じゃあ…上から来るぞ！気をつけろォ！ |
| 右か左つッてンだろ！ |
| 地図での上、北側だよ |
| 鞄に夢中になっているので、後ろから袋叩きにする |
| クン子曰ク、好奇心ガ猫を９度殺ス！ |
| もし逆を選ンでたら、俺達が後ろからやられてたのかもしれねェな |
| それでも１体たけならそう簡単には負けないぜ |
| 取り返してお礼の品も手に入れたぜ |
| ドットハライ！ |
| 忘れた頃にまた会ッて、今度は人間を取り返せとか言い出したりしないだろうな？ |
| いまそんな事を考えても仕方ない。探索を進めましょう |
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川か。 歩いて渡るにゃ厳しいから、どこかに橋があればいいンだが…… |
| ふむ、この石は丁度良いな |
| ドーかシた？ |
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まあ、ちょっと見ておれ。 ……そりゃっ！！ |
| なんと！ 石が水の上をはねて反対へ！ |
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Wow!! スゴイ！ ネーネー、どうヤったノ！？ ヤり方教えテ！ |
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うむ、これは投刃術の応用でな。 こうやって手首を使って回転を乗せて投げると……この通り！ |
| なるほど俺もやってみるぜ！ |
| ……あなたたち、 |
| いいじゃねェか。少しばかりここらで小休止していくのも悪くない |
| おぬしら筋がいいのう。もう対岸まで跳ねさせられるようになるとは |
| えヘヘ… |
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でももう石ないよ。 石を投げ込んだ対岸に行けばもう一度投げられるんじゃないかな |
| そンじゃ、とりあえずその対岸を目標に探索してみるか |
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というわけで対岸に到着だ。 よーし対岸からも投げるぞぉ |
| これで最後ですからね |
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分かっテルっテ！ イヨッ！！ ……ハテ、何かに当たッタ？ |
| なんだよ失敗したんじゃないのか |
| いや違う、魔物に当たッたぞ！ 来る！ |
| くっここはフォースブレイクで一掃！ |
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石をぶつけた割にダメージを受けてねェみたいだッた。 投石は思ッたほど効果的な攻撃法じゃないらしいな |
| 本気の攻撃とシテやってナイから挑発程度にシカナッてなイネ |
| 今回は無事だったけど、危ないからこんな遊びはもうやめてね |
| くぅん…反省するのである…… |
| 目の前のこの地形は泥か？ |
| 汚れチャうカラあんマリ通りたくナイヨ〜 |
| 先程見つけた水場で洗い流せばいい |
| ソーユー問題でワ……ううゥ |
| しかし深さが分からぬし……そもそもこれは通れるのか？ |
| あ！ その声、あんたは……あんただ！ |
| 名前ゴゾンジないケド！ |
| ナニさ！ helpしナクてモ通るモン！ |
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というかあんた名前なんいていうの。 分からないとずっと二人称で呼ぶぞ |
| ロブか。覚えたぞ |
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お前さン、未熟な冒険者を助けるのを嫌ッていたようだが、 それはカリスのことを言っているンじゃないだろうな？ |
| アンタ…カリスのナンなのサ！ |
| そちらの言動の背景を知りたかったところですが |
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こっちが関係あると思ったから関係あるだろう、 ……って、言っても聞いてくれなさそうだ |
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……イっちゃッタ。 アノ人、リイハ義姉みたいで嫌イ。 未熟者はズッとスッコんでろって一方テキに言うモン…… |
| あいつはカリスを未熟のままでいさせたいのかな？ |
| クンシイワク、三日アレバ別人にナル！ってイウのにネ |
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そういえば、カリスどのが『幼馴染のカレとは肉親同然』と言っておったな。 そのカレがロブどのであろうか？ |
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過保護なロブと一緒に居たがるカリス、ッて構図か。 あー、それならもしかするとアレだ。 カリスが俺達と一緒にいるからアイツ、妬いてるンじゃねェか？ |
| 意外な方向で面倒臭い依頼を請けてしまったものです |
| 助言を受けたぬかるみで移動スピードが半分になりながらもＦＯＥも切り抜けたぜ |
| 最後の抜け道も開通させたから、探索はあと少し |
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この辺の敵はホシゾラウミウシが厄介だな。 ヤツの属性攻撃は戦闘不能者が出るほど痛い。 俺のＴＰが真ッ先に尽きちまう |
| 属性攻撃が効かない上に後列にいることが多いのも厄介であるな |
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I'm tired… ハヤくオフロ入ってゴハン食べて歯磨イテ宿題してベッドで寝たいよォ… |
| 朝が明けたら探索の続きにとりかかる |
| もう午前６時でもうすぐ朝なんだけどどうしろと |
| 大丈夫だ。問題ない |
| ソティがソーユー事言うタイプだとワ思ワナかったヨ |
| 早飯早風呂芸のうち、とはいえ休息時間が取れないというのは…… |
| 衛兵と違ッて行く場所や時間が自由だからとはいえ、ちと自由過ぎやしないかねェ？ |
| その衛兵からミッションが発令されてるって情報が |
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では、宿屋で休む前に司令部で話を聞きましょう。 そして朝まで少し休んでから出発 |
| ヤダー。今日ワもうタップリ休みタイー |
| 俺も少しオッサンだから休みが無いと体が持たないかもなぁ |
| 拙者は大丈夫と言いたいところであるが、…体の頑健さにはそこまで自信がないのである |
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……分かりました。 では、司令部へ行くのは夜になってからにして、今日の昼間は休みにします |