花が多いトコロでスネ
| さあ次はまた違う樹海だな |
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Oh,Beautiful… 花が多いトコロでスネ |
| 気を抜くなよ。ハイキングじゃないンだからな |
| はいきんぐ…とは？ |
| 言い換えると、物見遊山のこと |
| なるほど。確かに探索は道楽ではない |
| 物見遊山ってなに？ |
| 言い換えると、hikingのことネ |
| して、haikingu…とは？ |
| やめろ！ キリがなくなる！ |
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そして建物から滝。 ここは遺跡なのか？ |
| 東土ノ霊堂と同じなら、樹海磁軸が期待できる |
| む？ 果実の匂い… |
| アッチからだヨ |
 | やらっ、なにこれおいひい |
 | 食べながら喋るな。下品だぞ |
| なによ、そんな事言うんなら分けてやんないからね |
| そういう問題ではないのだが…… |
| あっきみ達は |
| 随分美味そうにやッてるじゃないか |
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やぁ諸君、また手柄を挙げたそうだね。 諸君らもこの果実、一つどう… |
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げーっ！！ あいつらにもう追い付かれてるじゃないの！ こんな所でモタモタしてる場合じゃないわ、早く行きましょ！ |
| 食べながら歩くな。下品だぞ |
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やれやれ、こうも慌ただしくては挨拶もままなりませんね。 ではご機嫌よう |
| ちょぅ待っ、若まで食べながら歩くのですか！ |
| …さて、私たちものんびりする理由はありませんね |
| ああ、物見遊山じゃないぜ |
| うむ、はいきんぐではない…はいきんぐでは |
| モノホシソーに果実見てるケド、一個もってク？ |
| 何というか、さもしい感じがするのでやめておく！ |
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いかにもって感じの玄室にいかにもって感じの花畑、 そしていかにもって感じで刺々しいツタに覆われた箱だ |
| 興味があるンなら、ツルをほどいて開けてみるがいいさ |
| トゲが痛そうだカラ、アタシはヤリませン |
| これは、ツタをほどくのではなく切ってしまえばよいのではないか？ |
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おお、なるほど。 切る時に勢いあまって手をトゲに刺さないように |
| そのようなヘマはせぬ、よっと！ |
| 中身はハマオ、ＴＰ回復アイテムですね。貴重な物でした |
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あっ果実！ 花が多いと果実も多いな。中身はどんななってるだろ |
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茶色で毛の生えた楕円形、そして中身は黄緑色の果肉… これは恐らくキウイフルーツですね |
| 食べられるのか？ |
| ええ、私の見立てが正しければ |
| さっきワ果実食べそこなったカラ、今度は食べヨーネ |
| ……おお！ これは美味であるぞ！ |
| マタもや果実がみつカタヨ |
| これは中身に種がいっぱいだが、まあいいやこのまま食べよっと |
| うむ！ これもうまいぞ！ |
| ……あなたたち、果実を見つけるたびに食べつくすつもり？ |
| あっそうだな、食料源として司令部とかに報告しなきゃ |
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そういう意味じゃねェと思うンだが… まあ、好事家なら欲しがりそうな代物ではあるけどよ |
| おお、これも美味しそうな果実…むう！？ |
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これは魔物じゃないか！ まあ、数がいても大したことないし、なんならフォースブレイク一発で片づく程度だけど |
| 危険な魔物がいるからとか、なんだよその通行止めの理由は |
| そのような気遣いは無用、ハイキングではない故に道が整備されてないのは承知している |
| ま、危険を排除する役目を勝手にやッてくれるッてのなら、止めようとまではしねェけどよ |
| 邪魔しテモ悪い気がしマスし、イったん帰ロ！ |
| ぬう……奇跡の指輪を外して装備スキルを減らしても騙し突きが使えなかったな |
| なんでクロスナイフの武器スキルが使えないんだろう |
| 鍛冶してないから？ |
| でも、今俺が持ってる剣もシヨンの刀も鍛冶なしでスキル使えてるじゃないか |
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恐らく、ボスがドロップした素材アイテムで作った武器が特殊なだけで、 他の武器…クロスナイフは鍛冶をしなければスキルを使えないのでは？ |
| とくれば、鍛冶をするべく商会へ行くのが正解かね |
| デも、アレはレア素材だカラ在庫あッたかカナー…アラ？ |
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俺達に用？ ちょうどそっちに今いくところだったから |
| うむ。直行だな |
| 酒場を通さずに私達に依頼…？ |
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まあ、請ける相手に注文つけても、クワシルの野郎がその辺を適当やらかすかもしれンからな。 とりあえず話を聞こうか |
| 同郷で知り合いのおちこぼれ冒険者を樹海で鍛えて、だってさ |
| 謝礼が出るなら、足手まといの一人や二人ぐらい引率する分は補填できそうだけど |
| ぐぬぅ、相手は女性か… |
| きっと美少女だといいなあ |
| 蠱惑するような人でなければいいのだけど |
| 確かニ、ソノ人がサークラだっタラriskですネー |
| ッておいおいおい、その落ちこぼれが何で最前線の樹海に行くンだよ！？ |
| まあ、今のところ敵の強さはさほどでもないし、大丈夫なんじゃないか |
| そういえば、謝礼の半分はこちらに入るとなると、残りは…？ |
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そンなこッたろうと思ッたぜ。 冒険者を一人前に育てて顧客に、ッてだけじゃ済まさンよな |
| 勝手に依頼を請けたことにされてしまったけど |
| まあいいやとりあえず行ってみよう |
| デ、この人がカリスさんノようデス |
| スゴイ、鎧が頭載せて歩くように重装備 |
| (良かった、この恰好なら娘の胸を気にせずに済む) |
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強く……つッても、ねェ。 探索の方は大丈夫なのかよ |
| 差し当たっては、まず戦いの手並みを見せてもらおう |
| ダメだこりャ |
| 結局、防御と隊列移動以上のことをやれてねェ |
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仲間から見放されそうなだけはある。 戦闘訓練からやり直した方がいい |
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でも体力は問題無いし防御で発動するヒールウォールも使いこなせてる。 見込みはそこそこじゃね？ パラディンなんて防御して前衛維持してりゃ半分仕事してるようなモンだから |
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確かにそこは合格点であるな。 後は落ち着いて判断する、あるいは判断できる相方がいればよいだろう |
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そりゃァ……地道に食らいついていくしかないだろうよ。 とりあえず、今日の指導はこの位で終わりだ |
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カリスさん、今後はどうします？ まだまだ指導すべき点が沢山ありそうですが |
| マダマダ続けるケド、明日もってワケじゃジャないようダネ |
| 俺達も帰ろうぜ。まだあの扉の先へ行けないし |
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なぜオレタチに聞く。 …とすら言わさせないようなこわい雰囲気だな |
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お前の言ッてる事の例外はあるぜ。 例えば、誰かのために樹海で命を張る、という場合は本人だけのせいじゃないだろ |
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やッぱり自業自得だと答えてもらいたい聞き方だったか。 誘導尋問みたいな聞き方したからヘソ曲げさせてもらッたぜ |
| 俺は何のこと言われてるかよく分かんないが |
| とユーかサ、回りクドい話されタラ分カリにクイに決まってルヨー |
| だからさ、俺達の行いが何だってんだ？ |
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私たち相手に、未熟者が樹海の奥へ行くのを否定するような立場で話しかけてきた、 …となると、恐らくカリスさんの話だったのかも |
| つまり、先程の彼が件の見放そうとしていた冒険者仲間ということであろうか？ |
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つッても、こッちは依頼でやッてるだけなンだがな。 依頼を仲介したネイピアの方にも文句言ッたのかねェ？ |
| 彼女は彼女で、当事者以外がビジネスに口を挟むなと言い返しそうですけど |
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少しばかり消耗してたので回復しようとしたら、 もう復帰するということでステーキは無かった。 復帰祝いでステーキ食べたい |
| やめなさい未練がましい |
| 仕方ないからそのまま樹海探索進めようとしたらくっまだ通行止めとは |
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となると、他にやれそうな事は…… クエストの消化ぐらいかね？ |
| ソレじゃークエスト強化週間、イッてみヨウ！ |